注文住宅と建売住宅の代表的な違い

注文住宅と建売住宅の代表的な違いとは一体何か

新築住宅と言っても敷地を予め用意してある施主と、工事請負契約を締結し打ち合わせを重ね着工する住宅があります。一方、住宅建築可能な敷地をハウスメーカーが用意し、そのメーカーが決定した建物を新築した住宅もあります。
前者を注文住宅と言い、施主が住宅建築可能な敷地を用意し工事請負契約を締結するものです。工事請負契約締結までに敷地の確認と、建物のプランと工期や建築費用の提示が為されます。その内容に双方が合意して、初めて施工物件の施工にかかる契約が成立します。その後、建物の詳細の打合せに入り工期などで合意し、建築現場での施工が開始されます。このように契約成立までの期間が長く、その後の着工から所有権移転まで要する時間も長期になります。一方、後者を建売住宅と言い、敷地と完成した建物の内容を確認し契約に至る物件です。この建物は全てが完成しており、契約後残金を支払えば所有権移転登記が行えます。契約後にすぐにでも入居したい方で、建物にも大きなこだわりがないのであれば最適な住宅と言えます。注文住宅は住む場所もだけではなく、建物にもこだわりが強い方には最適な住宅です。工期等も比較すれば大分長くなりますが、自分の理想の家を建てられるという特徴を持っています。

注文住宅の設計段階から考えておきたい家族の将来

注文住宅は、設計段階から家族の将来を見越して考えておかなければいけません。
たとえば結婚したばかりの若い世代の夫婦なら、今後家族が増える可能性があるでしょう。家族が増えれば部屋数も必要になりますし、小さな赤ちゃんが動き回っても事故が起きない安全性にも配慮しなければいけません。また世帯主が30代後半から40代にかけての世代なら、高齢になったときのことも考え注文住宅の間取りは考慮してください。できるだけ段差を少なくしたりすることで、高齢になったときも安心できる暮らしができます。さらに数十年先の未来を考えるだけではなく、家事動線など使いやすさも設計段階で考えておく必要があります。
理想ばかり追い求め使いやすさを軽視すると暮らし始めてからストレスがたまるので、設計士と話し合いをしている段階から考慮に入れておくのが大切です。最初から未来を考えて設計すれば、安心して快適な生活ができる注文住宅を建てられます。

著者:坂東淳弘

宮城県仙台市生まれ。住宅を購入する際、注文住宅について関心をもつ。購入経験をもとに、注文住宅に関する記事を書いています。

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